【その1】Webライターにも当て嵌まる「学習性無力感」の怖さと対処法

フリーランス

今回の記事でわかるポイント

・「学習性無力感」とは何か?

こんにちは、Webライターのカタヤマです。みなさんは、「学習性無力感」という言葉を耳にしたことはありますか?字面からして、何とも気だるそうな印象を受けますね。今回は4回にわたって、Webライターにも当て嵌まる学習性無力感の特徴を取り上げるとともに、その克服方法を考察していきます。一点だけ注意ですが、私は心理学や認知行動学の専門家ではないので、さらに詳しく知りたい人は書籍などにあたってみてください。

「学習性無力感」とは何か?

「学習性無力感」とは、長い期間にわたってストレスにさらされる状況に置かれてしまった人間や動物は、本来であれば回避すべき状況から「逃れる努力すら行わなくなる」という状態のことを指します。他の呼び名としては、「学習性絶望感」や「獲得された無力感」とも言われるものです。

客観的に見て、すぐにでも逃げ出すべき状況において行動を起こさないのは、「何をやっても無駄だ」という“認知”を形成するからです。理不尽な状況にあっても、抵抗しないことを学習してしまったため、無力感が生じてしまうという流れです。

つまり、一度逃げ出そうとしたものの何らかの理由で失敗してしまい、もはや次の行動を起こさなくなる状態のことを指します。こうした動きはうつ病の症状と似ているそうで、1967年にマーティン・セリグマンが行ったオペラント条件付けによる動物実験の結果、明らかになりました。

その後、動物実験だけでなく、人間にも同様の現象が見られることがわかっています。1980年代にはうつ病の無気力モデルとして確立しているものです。次回は、動物実験の内容について見ていきます。

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