導入文に大切なポイントは2つ!「なにが」と「どのように」

テクニック(右腕)

今回は、「導入文」に関するお話です。

導入文はコラムやブログなどで、コンテンツの冒頭に入れる文であり、リード文と呼ばれることもあります。記事を書くうえで、導入文はとても重要です。

タイトルで興味を持った人は、記事を読むかどうかを決める際、導入文を読んで決めることが多いからです。せっかく記事に関心を持った人でも、導入文を読んで「つまらなそう」「役に立たなそう」と感じ、離れてしまうこともあります。だからこそ、導入文の書き方について知っておくことが欠かせません。

必要なのは「何が書いてあるのか」と「どのように役立つのか」

導入文は、記事全体について端的に説明するものです。そのため、できる限り記事についての説明を書いておかなければなりません。ただし、記事の内容すべてを納めることはできないので、ポイントを2つに絞ります。

まず、「この記事は何について書いてあるのか」を説明しましょう。たとえば、「金融」に関する記事であれば、「銀行から融資を受ける際には審査を通るためのコツがある」といった感じです。

「この記事は何が書いてあるのか」と尋ねられたときに、どのように答えるかを想定すると書きやすいでしょう。この時、「なるべく具体的に書く」ことを心がけることが大切です。

「融資を受けるコツ」よりも、「融資を受けるための5つのコツ」のほうがよいです。さらに、「融資を受ける前に準備しておくべき5つのコツ」とすれば、読者の心をつかむ可能性が高まります。

「銀行から低利子で融資を受けるために、申込前から準備しておく5つのコツ」まで書けると、導入文で苦労することはなくなるでしょう。

そして、もう1つ重要なのが「どのように役立つのか」というポイントです。記事を読む人に対して、「今回の記事を読むとこういうメリットがある」というアピールも導入文に加えるべきです。

「融資を受けるための5つのコツ」なら、「コツを知っておくことで融資の審査を通りやすくなり、資金繰りを改善することができる」といった形になります。「何が書いてあるのか」と「それがどのように役立つのか」を導入文にすることで、読者を本文へと誘導していくわけです。

導入文は200字が目安

導入文というのは、あまり長く書きすぎてはいけません。書くべき内容を押さえてあるなら、短いほど良いとさえ言えます。

どんなに長くなっても、200字程度が目安となるでしょう。それ以上書いてしまうと、少し長く感じます。どれだけ長くても、300字を超えることはありません。

導入文が長すぎてはいけないのは、「読者が途中で飽きてしまう」からです。導入文を読んでいる人は、まだ本文を読むかどうかを決めかねているという場合がほとんどでしょう。

そこに、300字あるいは400字もある導入文があれば、それだけで「めんどうくさい」と思われてしまう可能性が高まります。導入文はあくまで、本文への興味を高めることが目的ですから、あまり内容を詰め過ぎてはいけません。余計なことは書かず、重要なものだけに内容を絞りましょう。

例文

自営業者や経営者にとって、金融機関から融資を受けることはめずらしくありません。しかし、融資というのは簡単に受けられるものではなく、審査が厳しくなるケースもあります。審査を通る可能性を上げるためには、コツを押さえた準備をしておくことが必要です。これから、銀行融資を受けるために事前に準備しておくべく5つのポイントについて紹介します。正しい知識を持っておくことで、いざというときの資金繰りに悩まなくて済むようになるでしょう。

例文では、まずターゲットについて言及します。この場合は、「自営業者」「経営者」に向けた記事だと最初に伝えているわけです。

次に、ターゲットにとっての「悩み」について書いています。今回なら「融資の審査は厳しい」というのがポイントです。そして、「融資審査を通るコツ」という、本文の内容をハッキリさせるのです。

ターゲットとその悩みに対する回答として、本文の内容があるという構成にすることで、本文への興味を引き出します。そのうえで、「本文を読めば資金繰りに悩まなくなる」というメリットを提示するのです。

こういった導入文を書いておけば、このコンテンツを必要としている人が自然と本文を読みたくなるように促すことができます。Webライティングでは、何よりも「読んでもらうこと」が難しいですから、導入文を有効活用するように心がけましょう。

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