時短するなら資料を見るな!得意ジャンルを1つ作れば道は拓ける

ライティング

【方山式Webライティング講座】第5回 時短するなら資料を見るな!得意ジャンルを1つ作れば道は拓ける

今回の記事でわかるポイント

・資料整理の時間ほど、総じてムダなものはない

・調べなくても書けるジャンルはないだろうか?

・専門家バリの知識を身につけよう!

こんにちは、ライターのカタヤマです。「ライティングのスピードって、どうやったら上がりますか?」と聞いてこられる方も多いのですが、正直なところ続けていれば勝手にスピードは速くなります。

【時短】について考えるのであれば、むしろ資料整理に時間をかけるのを止めたほうがいいかもしれません。今回は、当ブログの主旨らしくWebライティングのサバイバル術の1つ「資料を見ない!」について解説していきます。

資料整理の時間ほど、総じてムダなものはない

どのような記事や原稿を書くにしても、リサーチをしたり資料を読み込んだりすることは大切です。しかし、時間をかければ良い文章が書けるのかといった点はまた別問題でもあります。

資料整理に時間を大きく取られてしまい、記事を書くのは次の日……なんてことも、ライターを続けているとままあることです。また、日にちが空いてしまうと、「あの資料どこだっけ」と資料を見つけるのに時間を食ってしまうこともあります。

資料に限らず、探し物をしている時間って本当にムダです。そして、脳みそのリソースをずいぶんと減らしてしまいます。

きちんと資料を整理整頓しよう!と思っても、3日坊主で終わってしまうこともあるでしょう。であれば、最初から「資料見ない!」と決め込んでしまうのではどうでしょうか。

資料を見ずに書くというと暴論のように思えるかもしれませんが、そもそも自分が不得意だったり、嫌いだったり、苦手だったりするジャンルの原稿をそれほど一生懸命になって書く理由はあるのでしょうか。

もちろん、ライターの初心者であればスキルUPや自分の適性を見極めるために、いろいろなジャンルを書いてみるのも良いでしょう。しかし、どこかのタイミングで自分のスタンスを確立する必要があります。

そうです、得意ジャンルを見つけるということです。得意なジャンルに特化して、苦手なジャンルはバッサリと切り捨てるというのも、作業の効率化のためには決断が必要な場合もあります。

詳しいジャンルであれば、そもそも記事を書くために調べ物をするのも、最小限で済むでしょう。普段から興味があるなら、いろいろとリサーチは済ませているはずだからです。

普段ネタを集めるときに、Evernoteを活用してみるのも良いでしょう。ビジネスシーンでもよく使われるアプリであり、雑多なメモをどんどん放り込んでおけます。

Evernoteの良いところは、キーワードで検索できる機能が備わっているので、記事を書くために必要な情報を瞬時に引き出せる点です。 作業の効率化を進めても、誰も損をしません。どんどんムダを省いていくことが、結果的に良質な原稿を書くポイントになります。

調べなくても書けるジャンルはないだろうか?

「調べなくても書けるジャンル」であれば、記事を書くスピードは格段に速くなります。まったく調べないとまではいかなくても、得意なジャンルであれば、自ずと資料整理をする時間は最小限で済むでしょう。

得意ジャンルを見つけるポイントは2つあると思います。

(1)資格を保有している、または勉強したことがあるジャンル

(2)身を持って“体験”したことがあるジャンル

  • はそのまま、ライターとしての自分の強みになります。仕事がうまく取れないという場合には、まずは自分のウリを明らかにしましょう。「何でも書きます(書けます)!」は中長期的に見れば、自分自身の首を絞めるだけです。
  • は「体験に勝る経験はない」ということです。「私の体験なんて、普通だし……」、大丈夫です大抵の場合は普通ではありません笑 あなたのことを知らない人からすれば、興味津々の話題は実はあなたの中に眠っています。ブログなどを書いて、一度自分の体験を振り返ってみましょう。むしろ、掘り下げた結果が他の人と似たような感じなら、それは大きな収穫でもあります。同じような体験をした人の共感を惹きつけることができるでしょう。

いずれにしても、時短のためです。妙なこだわりは捨てて、ラクに生きましょう!

専門家バリの知識を身につけよう!

ライターは専門家ほどのプロではありません。しかし、専門家は文章のプロではないものです。「専門家ほど知識がないから、書けない……」なんて、ちょっとナンセンスだと思いませんか。

そもそも、専門家って何でしょうか? 博士号?本をいっぱい出している?こう書くと怒られそうですが、その道で特定の事柄を追い求め続けるのならば、誰でもその道の専門家です。素人もプロもありません。他人より知識が詳しい? 大丈夫です、その人よりもさらに詳しい人が世の中にはたくさんいますから。

大事な点は、特定のジャンルでの“ニーズ”を的確に捉えることですね。むしろ、余計な知識がない強みもあります。素直な気持ちで自分の好きなジャンルを開拓していきましょう。

いつの間にか、専門家バリの知識が身についているはずです。そうなれば、資料整理に追われることなく、スムーズに文章が書けますよ。

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