文章は短く・シンプルに!「文のねじれ」を解消するために押さえておきたい主述関係

ライティング

今回の記事でわかるポイント

  •  読みづらい……と感じたら、文のねじれを疑おう
  •  対処法としては、「主語」と「述語」の関係をはっきりさせること
  •  怖れず、簡潔に書いてみよう!

こんにちは、Webライターのカタヤマです。今回は、「文のねじれ」について取り上げてみたいと思います。一生懸命書いた文章であっても、後から読み返してみると「うわっ、読みづらい……」と感じてしまうことはありませんか。

自分で読んでよく分からない文章は、当然ながら他の人が読んでも分かりにくいものです。このような時に、どのように対処すべきかを解説します。

読みづらい……と感じたら、文のねじれを疑おう

自分の書いた文章が何となく読みづらいと感じても、いったいどこが原因なのか自分ではよく分からないこともあります。そもそも、文章には【単文】【重文】【複文】といった違いがあるので、まずは基本を押さえておきましょう。

【単文】僕はWebライターとして活動している。

【重文】僕はWebライターとして活動しているが、姉はデザイナーとして活動している。

【複文】僕は世間が認めたWebライターとして活動したい。

単文は主語と述語の関係が分かりやすいので、意味を取り違えてしまうことはありません。しかし、重文や複文になってくると文章自体が長くなってくるので、「主語が省略される」といったことがあります。

もちろん、分かりきった主語を省略するのは文章のテクニックとして必要なのですが、手術の関係がはっきりしないと、書いている本人ですら混乱してしまうこともあるでしょう。これが、文のねじれの根本的な原因です。

【例文】国内でWebライターとして活動している人は日本人が多いものの、得意とするジャンルは不動産系や金融系、恋愛系などさまざまあり、Webライターとしての活動以外にもデザインやプログラミングに挑戦する人も数多く存在します。

上記の例文いかがでしょうか。ちょっと読みづらいと感じますね。「国内でWebライターとして活動している人は日本人が」という主語に対して、述語が「存在します」となっており文のねじれが発生しています。

この場合は1文を2つの文に分けて、すっきりとさせたほうが良いでしょう。文章が長くなってしまうと、主語がはっきりとしないため、述語も曖昧になってしまいがちです。

対処法としては、「主語」と「述語」の関係をはっきりさせること

どのような文章を書くにしても、主語と述語の関係がはっきりとしていれば、読みやすい文章となります。「何が・誰が(主語)」→「どうする・どんなだ(述語)」の関係をすっきりとさせましょう。

【例文】僕の目標は日本一のWebライターになりたいです。

上記の例文はおかしいですよね。文のねじれが起こっています。この場合は、「僕の目標は日本一のWebライターになることです」が正しいです。 文章を書くときには、必ず主語と述語が何であるかを押さえておきましょう。

怖れず、簡潔に書いてみよう!

繰り返しになりますが、主語と述語の関係がしっかりと押さえられていれば、文のねじれは解消できます。コツとしては、とにかく簡潔に文章を書くことです。

1文にあれこれと情報を詰め込んでしまうのではなく、いくつかに分けて順序立てて文章を綴ってみましょう。慣れないうちは、「こんなに1文が短くていいのか」と感じてしまうものですが、大事な点は読み手に伝わりやすくすることにあります。

また、書いていて混乱してきたときは、声に出して自分の書いた文章を読んでみましょう。きっと、間違いに気づくはずですよ。

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