器用貧乏は底辺ライターの始まり!可能性は無限大だが……「分相応」に生きることも大事だと思う。

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【方山式Webライティング講座】第3回 器用貧乏は底辺ライターの始まり!可能性は無限大だが……「分相応」に生きることも大事だと思う。

今回の記事でわかるポイント

  •  器用貧乏は底辺ライターの始まり
  •  ランチェスター戦略を取り入れてみよう
  •  お金よりも心と身体の健康が大事
  •  マルチタスクを脱却しよう!分相応な生き方

こんにちは、カタヤマです。「器用貧乏」という言葉がありますが、私は貧乏は嫌なのであまり器用にならないように気をつけています。

器用さというのはプラスの評価を受けてしまうものですが、クリエイティブやビジネスにおいては単に「都合の良い人」と思われてしまう可能性もあるからです。今回は、器用貧乏は底辺ライターの始まりというテーマで、分相応に生きることを見ていきたいと思います。

器用貧乏は底辺ライターの始まり

「器用貧乏は底辺ライターの始まり」とちょっと煽るようなタイトルをつけてしまいましたが、ここでいう底辺ライターというのは「稼げない」という意味です。何かと忙しくしているものの、思うように稼ぎにつながっていないライターのことを指します。

なぜ、こうした話題を取り上げるのかというと、私も最初の時期は自分のことを底辺ライターだなと自覚することがあったからです。書けども、書けども稼ぎにつながらず、時にはクライアントから原稿料を支払われないこともありました。

そもそも仕事をとるのも一からでしたし、効率的・合理的なやり方を探っている心のゆとりもなかったのです。そのクセ、周りに良い顔ばかりをしていて、いつの間にか器用貧乏の類に陥っていたと今では思います。

底辺から抜け出すには、リスクを捨てるしかありません。つまり、器用さを捨てるということです。「何でもやります!」は、長い目で見れば結果的に「何もできない」ということになります。 具体的に脱却する方法について見ていきましょう。

ランチェスター戦略を取り入れてみよう

みなさんは「ランチェスター戦略」をご存じでしょうか。私は専門家ではないので、ランチェスター戦略が何かについての解説は他の方の記事などを参考にしてください。

かいつまんで言えば、ランチェスター戦略は「弱者の戦略」です。弱者というのは底辺ライターにも当てはまります。

要は、弱者は強者のような戦い方をしても勝てないということです。弱者が勝つためには、「勝てるところで勝つ」のが大切です。

やみくもに挑戦を仕掛けてしまうのではなく、市場動向や顧客のニーズ、自分の強みをよく精査したうえで戦略を立て、実行することが肝となります。

ライターとしての戦略をお持ちでしょうか。

基本的には、ライターの強みは自分の得意ジャンルということになります。基礎的なライティングスキルがあるのが前提で、そのうえで「圧倒的に一番が狙えるジャンル」です。

いや、自分は一番じゃなくていいという声も聞こえてきそうですが、ランチェスター戦略は特定の分野や商圏で一番になることによって、あらゆるものが最適化・効率化されることを説いています。

つまり、圧倒的に一番になれるジャンルを磨き上げれば、仕事がない・時間がない・お金がないといった3つの悩みから解放されるのです。

ジャンルを見つけたら需要があるのかを調べ、ライバルの動きを知るために市場をリサーチしましょう。手薄な市場を見つけたら、後はなりふりを構わずに果敢に攻め立てるだけです。

一番になることを諦めた段階で、常に底辺ライターに転落してしまう恐れはあるでしょう。しかし、難しく考えてしまう必要はありません。一番が取れない、維持するのが難しいとわかったならば、鞍替えをすれば良いだけのこと。

ライターだからこそ、マーケティング力を磨き上げたいものです。文章を書く前に、そもそもニーズがあるのかどうか、余計な解釈を加えずに事実を事実として受け止めましょう。 徹底して考えていけば、そこに活路はあるものです。

お金よりも心と身体の健康が大事

お金で買えないものの代表格として、「健康」があげられます。健康でお金は生み出せたとしても、お金で健康を買うことは究極的にはできないものです。

人間は不老不死ではないため、やがて誰しも死んでしまいます。お金がいくらあっても、それは変わらない事実です。

お金を稼ぎまくることが何よりの生きがい!という時期もあるでしょうが、目標額に達したらさっさと働き詰めの生活とは距離を置いたほうが良いでしょう。なぜなら、健康的ではないからです。

ただ、身も心もボロボロになって、そのうえでお金もないといった状態に底辺ライターは陥ってしまう可能性もあります。

お金がなくても、健康を損なってしまうことはありません。とにかく、働き過ぎには注意をしておきたいところです。また、仕事だけでなく遊び過ぎ、食べ過ぎ飲み過ぎといった不摂生にも気をつけましょう。 天災は忘れたころにやってくるといいますが、人災もまた然りです。健康を損なう時って、結構な割合で人災の場合も多いもの。自ら健康を損なってしまう前に、今の生活を改めて見直してみましょう。

マルチタスクを脱却しよう!分相応な生き方

器用貧乏はマルチタスクに陥りがちです。Webライティングをやりつつ、アルバイトをやって起業準備を行っている。一見、スゴイように見えますが本当に全部こなせているのでしょうか?なぜ、1つずつ取り組まないのでしょうか?

3つのことを同時並行で進めて50点ずつとるよりも、1つのことを70点程度まで取り組んでから、次のことに挑戦しましょう。50点が3つ並んでいても勝負になりません、世間はそれほど甘いものでしょうか?

上の例であれば、まずアルバイトで貯金を作るべきです。6カ月でWebライティングを習得するなら、半年分の生活費を貯めればOKです。Webライティングをみっちり半年も勉強するのであれば、原稿で食べていくのはそれほど難しくはありません。

そうした準備が整ったうえで、一気に起業すると良いでしょう。起業準備というものはいつまでも取り組まないものです。判断を鈍らせてはいけません。というか、起業段階での判断力のなさはそのまま起業してからの致命的なリスク要因となります。向いていないと思うのであれば、早々に見切りをつけて別のことに集中しましょう。

とにかく、器用貧乏に陥らないためにはあれこれと同時並行で手をつけてしまうのではなく、できるだけシンプルタスクを意識すべきです。いろんなことに手を出しているから才能があるわけではありませんし、それを才能とは呼びません。器用貧乏なだけです。

「分相応に生きる」というと後ろ向きなことのように聞こえるかもしれませんが、自分の才能や適性をよく見極めたうえで、それを余すことなく使い切ると考えれば身の丈に合った生き方は悪くありません。むしろ、無理をしない分だけ健康的に生きられるでしょう。

分相応とはその時々で変化するものであり、何も固定化されているものでもありません。自分の能力が上がったと客観的に認められれば、少しずつ活動範囲を広げていけばいいだけのこと。「自らの分と書いて“自分”」というのは、なかなか面白いですね。

自分の可能性にかけるのも良いですが、忘れてはいけないのはそれは他人の可能性でもあるのです。自分だけに可能性が与えられているわけではなく、他の人にも可能性はあります。要するに、何か挑戦しようとしている分野で「本当にあなたは勝てますか?」ということです。

いやいや、やってみなければ分からない……それなら、戦略というものは何のために立てるのでしょうか。無謀な争いをしないためです。負けないためです。そして、勝つためです。 今の自分と向き合うことは、時として苦痛を伴うものでしょう。しかし、事実から目を背けないことです。底辺ライターから脱却するためには、しっかりと自分の頭で考えることが大事だと言えます。

笑顔でいられる働き方を形作ってみましょう。そのために、フリーランスをやっているはずですから。

コメント

  1. […] もう少し深く考えてみたいという方は、「器用貧乏は底辺ライターの始まり!可能性は無限大だが……「分相応」に生きることも大事だと思う。」の記事もあわせて読んでみてください […]

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