今回の記事でわかるポイント
- 失敗と一緒にプライドも捨ててしまおう!大丈夫、あなたは挑戦者だから。
- Webライターが失敗しやすい3つのポイント
- 落ち込み過ぎると、「自己犠牲」に走りやすい
- お金よりも、「信用」が大事。他人にも自分にも。
こんにちは、カタヤマです。このブログを読んでいるあなたは、今何かに挑戦していると思います。順調でしょうか、それとも失敗で心が折れそうでしょうか。もし、悩んでいる状態であれば、5分間だけ今回の記事を読んでいただければ、少し心が落ち着くかもしれません。
挑戦に失敗は付き物ですが、必ずしも成功は付き物ではないため悩まれているのでしょう。大事なことは落ち込むことよりも、「原因究明」です。今の自分を見つめ直すポイントについて解説します。
失敗と一緒にプライドも捨ててしまおう!大丈夫、あなたは挑戦者だから。
Webライティングに限らず、人生において失敗は付き物です。自分でイケる!と思っていたものほど、失敗のダメージは大きいものでしょう。失恋や就職の失敗、貯金を失ったり倒産したり……。かく言う私は今35才ですが、毎月のように何かを失敗しながら今日に至っています。ですので、何か偉そうなことは言えません。でも、みんな一緒だなとも思います。「失敗してからが本当の挑戦だな」と。
私が失敗をしたときに心がけていることがあるのですが、それがタイトルの「落ち込んだら3秒間だけ悩もう」というものです。人間ですから、失敗するのは当たり前です。ただでさえ、失敗によってダメージを受けている状態ですから、長い間落ち込んで自分をイジメてしまっては、それこそ精神を病んで再び行動するのが難しくなってしまいます。疲れた脳と心に負荷をかけないために、まずは3秒間だけ落ち込むようにしているのです。
3秒間だけだと「反省が足りない!」とお叱りを受けそうですが、落ち込むことと反省は別物です。反省は原因究明をして、次に活かすことにあります。そして、落ち込むことは「心がウッ……!」となる感情を鎮めるためのものです。心が定まらない状態では良い反省もできず、また同じ失敗を繰り返しては自分を追い込んでしまうため、精神的によろしくありません。最近では3秒くらいしか落ち込まなくなりましたが(「マジかぁー」と言って終わり笑)、昔はよく「フテ寝」をしていました。言葉の通り、ふてくされて寝るということです。自分でも感情のやり場に困るときには、フテ寝がおすすめです。布団の中で散々ぱら落ち込んだこともあります。でも、面白いことに翌日はちょっと気持ちが軽くなっているんですね。泣きつかれた赤ちゃんがいつの間にか寝て、翌朝ケロリとしているような感じ。睡眠って、本当にバカにできません。
要は、たとえ失敗したとしても、自分は翌朝も生きているんで悩むだけ野暮だなと。そもそも、失敗って挑戦した人だけが得られる称号のようなものです。世の中を少し見渡せば、他人の揚げ足取りに終始して自分では挑戦しない人の何と多きこと! 大丈夫、あなたは挑戦者だから失敗していいんです。でも、失敗したらプライドの1つずつ捨ててしまいましょう。
気持ちが落ち着いて「反省の段階」に至るときには、そもそも「自分は何にこだわっていたのか?」を考えるようにしています。要は、どこにプライドを持っていたのかという点です。失敗にはさまざまな理由があると思われがちですが、私は「自分が変なプライドを持っていたから失敗した」と本質的には思います。周りから見たら無理ゲーのようなことを意地になってやっていた、というのが失敗の原因の大半のように感じます。だって、「納期に遅れる」「言い訳ばかりをしてしまう」「キャパオーバー」などのしくじりは、突き詰めて考えていくと自分のプライドにこだわり過ぎた結果です。事実を事実として捉えることに、反省の本質があります。だからこそ、心から他者に謝罪する気持ちも生まれてくるでしょう。
逆に言えば、謝れない人に共通しているのが、プライドが高いという点ですね。失敗は信頼を失います。そのうえで、さらに意地を張っていては信用も失うでしょう。挑戦して失敗したのですから、失敗したときに自分のプライドを捨てることくらい朝飯前なはずです。素直な気持ちになれば。大人になると頑固になりがちなので、頭も心もやわらかくいたいものですね。
Webライターが失敗しやすい3つのポイント
さて、前置きが長くなりました。ここからは、Webライターが失敗しやすい3つのポイントについて見ていきます。
- 納期に遅れる
- 言い訳ばかりをしてしまう
- キャパオーバー
まず、「納期の遅れ」ですが……今すぐ止めましょう。フリーランスで仕事をする身において、納期の遅れは命取りです。納期を守るために徹夜をしたり、赤字になっても外注に出したりしている人はゴマンといます。クライアントの立場からすれば、「きちんと納品してくれる人か」の一点だけしか興味はないものです。仕事も恋愛と一緒で、相手のあるものだということを忘れないでくださいね。
次に、「言い訳ばかりをしてしまう」ですが、社会人であれば誰であれ言い訳をしようと思えばいくらでもできます。「体調が悪くなった」「納期を勘違いしていた」「他社の案件に追われていて」、アウトです。しかし実際は、クライアントとのやりとりでは表向きはそれほど問題になることはないでしょう。
「風邪を引いてしまって」
「納期を失念しており」
「子どもが病気になって」
等々、理由を言えば案外問題にならないものです。しかし、……本当にそうでしょうか。日本社会では、常に「本音」と「建前」があります。ビジネスならば尚更です。「分かりました、全然OKですよ」、そんなクライアントの一言にホッとしていませんか? もちろん、これは建前だと思ったほうがよいでしょう。もっと言えば、建前の裏は本音ではなく、さらに建前でもあります。自分に信用があるから、実績があるから今回は見逃してもらえた……また同じ失敗をやらかしてしまいますよ!
私は小さな会社の経営者なのですが、それなりに仕事を外に頼むということもあります。日々、多くのクリエイターさんたちとも関わっています。厳しい言い方をすれば、「次はない」と考えておいたほうがいいです。 そして、最後の「キャパオーバー」ですが、これは自分の実力を過信しているから起こるものです。第一、自分の実力以上に仕事を受けて苦しくないですか? 私は正直、苦しくて苦しくて震えていました笑 しんどいと、精神病みそうになります。
「己を知りて、敵を知らば、即ち百戦危うからず」です。無理な仕事は、断る勇気を今こそ持ちましょう。
落ち込み過ぎると、「自己犠牲」に走りやすい
長々と書いてしまい恐縮ですが、要は無理をし過ぎると失敗しやすく、結果的に自己犠牲に走りやすいという点が今回のテーマです。私は「自由」という言葉が好きです。「自ら由(よ)しと為すところを成す」、だから13年Webライターをやり続けています。
上の段落であげた3つの失敗点は、私もたどってきた道です。納期は遅れるわ、言い訳はするわ、キャパオーバーでぶっ倒れそうになるわ……笑 だからこそ今があり、毎日3,000字以上のブログを書くだけのリソースもようやく生まれてきました。 挑戦し続け、失敗を繰り返し、不器用ながらも改善して行動してきました。これからも、いろいろと苦労はあると覚悟はしていますが、もはや動じないですね。挑戦したからこそ得られた心の安定だと思います。
私自身、生活も心も不安定な時期は、どうにも現実逃避ばかりをしていました。世の中が悪いだとか、自分は頑張っているだとか。ダサいですね笑 でも、人生なんて他人に見せるものではないし、カッコよくある必要もありません。この世界の片隅で、居心地の良い空間を自分と周りの力で作っていければ、幸せかなと。そう思うところです。自分を犠牲にするのは、もう止めにしましょう。
お金よりも、「信用」が大事。他人にも自分にも。
人生において、お金は大事です。だから、その源泉となる他者からの信用も大事です。お金か信用かの二択に迫られたときは、迷わずに信用を選びましょう。信用を失わなければ、お金を得るチャンスはアイデアと実行力次第でいくらでもあります。 そして、自己犠牲は止めましょう。そうすれば、言い訳も納期の遅れも、キャパオーバーも不思議と止まります。失敗したとき、思い出してみてください――無理をし過ぎていなかったか、と。
自分を労わるためにも、よく寝ましょう。ふてくされて寝てください。人生に失敗は付き物です。だから、3秒間だけ落ち込んで次に活かす行動を起こしましょう。たとえ、ひどい失敗をして信用そのものを失ったとしても大丈夫。また、そこからがスタートです。
ライター歴15年。経営者(オーズLLC https://othllc.com/)とYoutuberも兼ねている。
著書『ザ・ウェブライティング ウェブライターとして生き残るための実践サバイバル術 』(https://www.amazon.co.jp/dp/B07BF25T8Y/)。
コメント
[…] いや、それでも感情をコントロールするのが難しいよ!」と感じる方は、私が以前書いた『失敗するのは当たり前!落ち込んだら3秒間だけ悩もう』の記事も参考にしてみてくださいね。 […]