今回の記事でわかるポイント
- 「ライター」と「ブロガー」は明らかに違う
- Webライターなら両刀使いもアリ!
- ブログはセルフブランディングの第一歩
- 自分のペースで継続しよう!
こんにちは、カタヤマです。みなさんは、自分のブログを持っていますか? かく言う私は、つい最近までライターとしてのブログを開設していませんでした。しかし、実際にブログを継続して書いてみると、さまざまな部分でプラスの効果を実感します。
初心者の人はもちろん、ベテランのライターさんも遠慮をせずにブログを書きましょう!何よりも、セルフブランディングの足がかりとなり、他者に依存しない自分のセールスポイントが見つけられます。今回は、Webライターとブログの関係性について解説します。
「ライター」と「ブロガー」は明らかに違う
Webライターとして長く活動を続けていると、自分のことを「文章のプロ」と感じてしまいやすいものです。もちろん、プロであることは間違いないのですが、何というか文章に関することのすべてを分かった気になってしまうときがあるんですね。
これは、Webライターを続ける罠でもあり、いつの間にかひたすら原稿をこなすだけの思考回路になってしまって、自分がどんな姿勢で文章を書いているのか忘れてしまいがちになるときがあります。ライターは執筆する媒体が紙であれ、Webメディアであれ、基本的にクライアントありきの執筆活動となります。脚本家もほぼ同じです。
もちろん分かったうえで、日々執筆活動を進めているのですが、長く続ければ続けるほど「どうにも半分の自分しか稼働してないような……」みたいな感覚に襲われるときがありました。全身全霊で文章に打ち込めていないような、何かが足りないと。
考えてみれば”体験を発信する力”が足りない
自分の執筆活動を振り返って、何が足りないかを自問自答してみると「体験を発信する力が足りない」ということに気づきました。何というか、Webライターというのは役者さんのようなもので、自分でキャラを作って活動するのは難しくもあります。与えられた役柄を最高のパフォーマンスで演じきる役者のようなものだと、私はWebライターについては捉えています。時には自分を消して、黒子のように徹するときもあるものです。
ただ、文筆業というのは活動の場が本来は幅広いものです。Webライターというのはその一端でしかありません。そうしたことをつらつらと考えているうちに、「そろそろ自分の体験を発信して良い時期なのでは?」と感じるようになり、昨年は出版、今年はブログをスタートしたところです。
自分の本を出してみて、これまでの経験をまとめる良い機会となりましたし、思った以上の反響を得られました。とても、ありがたいことです。本を読んでくださった方に、この場を借りて改めて感謝申し上げます。 話を戻すと、今年は令和のスタートからライターとしてのブログを始めました。こうやって、書いていると面白いですね。
ブログを書いて何よりも大きな発見だったのは、ライターとブロガーって基本的なスタンスが違うという点に気づいたことです。だって、自分の体験で文章を完結させるのですから。これは、やみつきになりそうだ笑
Webライターなら両刀使いもアリ!
ライターを職業として続けている人と話をしていると、ブログをやっている方とブログをやらない方の両方にお会いします。どちらが良いというものではありませんが、私はライターとブロガーの両刀使いのほうが性に合っていると実感しています。
文章力はあるのにブログをやられない方の話を聞いていると、「ブログを書くとネガティブなことばかりを書いてしまう」「クライアントに読まれるのがちょっと」みたいな意見を耳にします。よく分かります。
でも、そこまで遠慮をする必要はないんじゃないかな? というのが私の意見です。だって、いいじゃないですかブログ書いても。少し挑戦的なことを言うなら、「あなたのブログはそこまで読まれてないので、“自意識過剰”です」と言いたい。
そもそも、私が文筆業を始めたのはお金のためという意味合いが根底にありますが、それと同時に自分の書いた文章を広く世間に読まれたいという想いがあるからです。書きたいことを押し殺してまで、文筆業を続ける意味があるのでしょうか。
あまり自分の書きたいことを押し殺してしまうと、セルフブランディングの意識も薄れていきます。Webライターとは、文章をただ書くだけのロボットではありません。思考停止になってしまってはいけないのです。 TwitterなどのSNSで裏アカを作って、自分の気持ちを書くのであれば、堂々とブログを書いてみましょう。きっと心がスッキリしますよ。
ブログはセルフブランディングの第一歩
私がブログをおすすめするのは、SNSでいくら情報発信をしても、それは長い目で見れば「自分の資産」とはならないからです。別に私もSNSには取り組んでいるので有用性は理解していますが、要は使い道が異なるということでしょう。
ライターである前に、クリエイターとして個人事業主としての立場に帰って考えるのであれば、自らブランディング化していく意味はとても時間をかけて考えていく必要があります。
その考えを突き詰めていけば、何かに自分の仕事を依存しない強い体質も生まれてくるかなと。正直、インターネットのおかげでこれだけ情報発信を行いやすい環境にあるのですから、意識次第で自分のブランドを高めていくことはそれほど難しいことではありません。
ただ今の段階から、セルフブランディングに取り組むかどうかで、3年後・5年後の自分は大きく変わっていると思います。突き詰めて考えてみれば、ブログを始めるリスクというのは何もないことに気がつくはずです。 むしろ、自分で自分の価値を高めていく第一歩として視界が開けてくるでしょう。
他人が自分の価値を高めるのではありません。自ら価値を高めるからこそ、他人が評価をしてくれるのです。絶対的な価値と相対的な評価を混同しないことが、フリーランスの生き方として重要だと思います。
自分のペースで継続しよう!
とはいえ、ブログを毎日書くって大変ですね。やってみて分かりました笑
だから、自分のペースを大切にしましょう。「自分は自分、他人は他人」と割り切ってしまうのも、セルフブランディングにおいては大切なことです。
ただ、自分の価値を高めるためには、絶対的に他人の評価に自分をさらしていく必要があります。もう、良い作品だけ書けば評価してもらえる時代は完全に終わったのです。
当たり前のことですが、その当たり前をしっかりと心に刻んでおくことも重要だと感じます。無理のないペースで、自分自身をさらけ出していく1つのプラットフォームとして、ブログを今日から始めてみるのも良いでしょう。別にブログにこだわらずに、他の方法でも良いとも思います。
大切なのは自分に合った方法で、自分を売り込んでいく力にあります。ライターとして、逞しく成長していきましょう!
ライター歴15年。経営者(オーズLLC https://othllc.com/)とYoutuberも兼ねている。
著書『ザ・ウェブライティング ウェブライターとして生き残るための実践サバイバル術 』(https://www.amazon.co.jp/dp/B07BF25T8Y/)。
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