どうも方山敏彦の右腕こと、右腕でございます。
今回は、「接続詞」に関するお話です。 接続詞とは、「そして」「または」「しかし」といった、主に文の頭につけられる言葉です。この接続詞というのは大変便利です。
ライティングにおいても、接続詞を上手に使うことで、スッキリとした文章を書くことができます。また、前回お話した「支離滅裂な文章」を書くリスクを減らすことも可能です。今回も例文を使って説明しましょう。
例文A
1:太郎くんは運動が好きだ。
2:明日は運動会である。
3:太郎君は明日を楽しみにしている。
上記の文章でも、十分に意味は理解できます。また、支離滅裂な状態にもなっていません。しかし、どこか文同士の繋がりに違和感を覚えます。そこで、接続詞を利用して次のように書き換えます。
例文B
1:太郎くんは運動が好きだ。
2:そして、明日は運動会である。
3:だから、太郎君は明日を楽しみにしている。
接続詞を利用することで、「文と文の関係性」がハッキリしました。1と2を「そして」で繋いだことで、1と2が連続した内容になっていることがわかります。
また、2と3を「だから」で繋いだため、2が3の「原因・理由」であることが明確になったのです。このように、接続詞には前後の文の関係をハッキリさせ、文章としての流れを生み出す機能があります。
続いて、例文Aに少し手を加えた以下のよう文章を考えてみましょう。
例文C
1:太郎くんは運動が好きだ。
2:明日は運動会である。
3:太郎君は明日お休みしなければならない。
1と2の文は例文Aと同じです。変わったのは3の文ですが、このままだとあまりにも脈絡がない内容になってしまいます。そこで、以下のように接続詞を加えてみるとどうでしょうか。
例文D
1・太郎くんは運動が好きだ。
2・そして、明日は運動会である。
3・しかし、太郎君は明日お休みしなければならない。 2と3の文を繋ぐ接続詞を「しかし」を加えたことで、3の文が文章の流れを変化させるものとして機能するようになりました。
それまでの文章の流れがひっくり返ったことで、「どうしてだろう?」という疑問を読者に抱かせます。そのため、1と2の文と内容的に噛み合わなかった3の文がきちんと繋がるようになったのです。
このように、接続詞は「文と文の繋がり」を明確にし、スッキリと読みやすくする効果があります。それぞれの文の内容におかしな点がないにもかかわらず、読みにくい文章になってしまう人のなかには、接続詞をうまく利用できていないという人も少なくありません。
使える場面では、接続詞を積極的に使っていくことで、読みやすい文章が書けるようになるでしょう。
Webライター・方山敏彦の右腕。左腕も勿論ありますw
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