今回の記事でわかるポイント
- ネットや書籍、セミナーの情報に踊らされない!
- 情報を活用するためには、対極の情報も参考にしよう
- 「インプット」と「アウトプット」のバランスを考える
- 内側に籠って、ごりごりと独学してみよう
こんにちは、カタヤマです。Webライターとして書き続けるためには、常に勉強が必要になります。ただ、やみくもに勉強すれば良いというものでもありません。
インターネットや書籍、各種セミナーなどライティングにまつわる情報だけでも、とても膨大な量が溢れています。今回は、情報過多に陥って原稿が進まなくなることを防ぐために、独学するポイントを見ていきましょう。
ネットや書籍、セミナーの情報に踊らされない!
世の中にはたくさんの情報が満ち溢れています。インターネットの時代になって、それはさらに顕著になりました。知らないことであってもネットや書籍、セミナーなどに参加をすることによって「プチ専門家」には誰でもなれる環境にあります。
しかし、「無知の知」という言葉があるように、「知らないということを知っている」という点を常に持っておくことも必要です。中途半端な情報に踊らされてしまって、発信すべき内容を見誤ってしまってはいけません。
自称専門家の話を鵜呑みにしてしまうのではなく、「自分の頭で情報を噛み砕いていく作業」がどうしても必要になります。情報を得る前に、情報をきちんと消化する構えができていないとどうしても踊らされてしまいがちです。
特にセミナーなどは、その場の高揚感もあって期待値も高まるでしょう。そうした時に、ふとチャンスが訪れる。実は、これ一番失敗しやすいパターンでもあります。 「勢いにまかせて行動する」、果たしてそれでいいのでしょうか。
何か行動を起こす時には、ゴールや到達点のイメージを持つことが大事ですが、そんなにバラ色になるでしょうか。よくよく考えたうえで行動するほうが失敗は未然に防げるものです。
情報を活用するためには、対極の情報も参考にしよう

情報を収集するうえで意識しておきたいポイントは、「必ず正反対の情報も参考にする」という点です。人間誰しも主観的なものですが、そのためポジショントークをやってしまいがちでもあります。
自分に都合の良い情報ばかりを集めていては、最初から起こるであろうリスクを軽視することにもなるでしょう。往々にして自分の考えと対極にある情報というものは、耳は痛くなるし、できれば見たくはないものです。
しかし、時間をかけてそこは反対意見にも耳を傾けましょう。どちらが正しいというわけではなく、それくらい物事には多面的な部分があるということなのです。
情報収集は今の時代、正しい心構えでいれば効率良く行えます。情報過多ということは、それだけ欲しい情報を得られるチャンスは多いのですから。だから、焦らずに時間をかけて自分とは異なる意見にも意識を向けてみましょう。
「インプット」と「アウトプット」のバランスを考える

インプットとアウトプットはどちらも大事ですが、一番のポイントはそのバランスをどうとるのかということでもあります。知識を得るだけで行動しないのは良くありませんし、がむしゃらに行動して何も学ばないのも良くありません。
じゃあ、半々ぐらいにすれば良いのか?というと、これもまたそれほど単純でもないはずです。インプットとアウトプットのどちらを重視すべきかは、時と場合によるものの、全体的に見ればどちらも行う必要があります。
ビジネススキルの1つとして「PDCAサイクル」というのがあり、物事を継続的に改善していく手法です。Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)を延々と繰り返して、ブラッシュアップを図っていくというもの。
何から始めていいか分からないときには、まずはPDCAサイクルを自分の仕事に取り入れてみると良いでしょう。わりかし、インプットとアウトプットのバランスがとりやすくなります。
そして、それぞれの作業工程での「期限」をしっかりと設定しましょう。「ここまで取り組んだら、いったん見直す」といった風に、計画性を持たせることが重要です。 ダラダラと物事を進めていても、問題は解決するものではありません。
目的をきちんと設定してプランを練り、実行したら周りの評価を受け、改善していく……愚直にその工程を繰り返していけば、自ずとバランスのとれた行動がとれるものです。
内側に籠って、ごりごりと独学してみよう

勉強というものは誰かがいないとできないかというと、そういうわけではありません。基本的に1人でも行えるものです。
直面している課題が自分の中で大きな意味を持つものであれば、時として内側に籠って独学に励むほうが良い時もあります。
自分の内面をどんどん掘り下げていく中で、心にストンと落ちてくる瞬間というものはあるものです。誰にも会わず、誰とも話さずただ黙々と勉強する。その流れの中で、自分がどうありたいのか見えてくるものだと言えます。

ライター歴15年。経営者(オーズLLC https://othllc.com/)とYoutuberも兼ねている。
著書『ザ・ウェブライティング ウェブライターとして生き残るための実践サバイバル術 』(https://www.amazon.co.jp/dp/B07BF25T8Y/)。
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